LG製のIPS液晶ディスプレイの焼付きがひどく、設定を弄ったらかなり良くなったのでそれの紹介をします。
IPS液晶の焼付きに悩まされている方がいれば、もしかしたら良くなるかもしれません。
何が起きたのか
IPS液晶を買ってから数日で画面が焼き付くようになりました。
2台買ったうち、1台は何も問題がないので個体差であり不良品を手にした可能性が高いです。
焼き付きレベルは返品を考えるほどひどかったものの、箱など捨ててしまったので泣き寝入りしていました。
具体的に説明すると、Youtubeの画面を10分ほど(1つの動画)視聴すると以下の画像のようにすぐ焼き付きを起こしていました。
グレーの画面(Chromeのシークレットモード)を開くと、綺麗にYoutubeのチャンネル登録ボタンやシークバーなどが残ってしまっています。
10分程度で焼き付くので、動く壁紙やスクリーンセイバーなどでは全く歯が立ちません。
何をしたのか
改善のために何を行ったのかは簡単で、ディスプレイの設定を見直しました。
LG製のディスプレイには ブラックレベル
と ブラックスタビライザー
という黒の発色をコントロールする設定があります。
この設定を変更し、明るさ
、 コントラスト
を調整する事で改善させる事ができました。
ブラックレベル
ブラックレベルは黒色を強調させるかどうかが設定できます。
IPS液晶は黒が白けやすいので、これを High
に設定し、黒を際立てて使っていました。
この設定を Low
にし、黒の強調を抑えました。
今回のディスプレイは不良度合いがひどく、この設定をLowにするとブラウン管ディスプレイのようなノイズが乗るようになりました。(後の設定で改善)
ブラックスタビライザー
ブラックスタビライザーは黒つぶれを防ぐために黒の発色をコントロールするための設定です。
0〜100まで設定できるうち、元はデフォルトの50で使っていました。
この設定を80に設定する事で、ブラックレベルをLowにした時に発生したノイズが消えました。
(80未満にするとノイズが消えず、それより増やすと白けるのでギリギリの80に設定)
コントラストと明るさ
ブラックレベルとブラックスタビライザーの設定を弄ったことで黒つぶれ、白飛びが強くなったのでテスト画像を開きながら調整しました。(こちらのページを参考)
今回のディスプレイはコントラストを70
、明るさを55
にする事でバランスが取れました。
最終的にどうなったのか
最終的に、1時間以上同じ画面を開いていても焼付きは発生しなくなりました。
これまでは10分程度開いていただけで焼き付いていたので、実用レベルに戻せたと思います。
焼き付く原因は個体によって異なるので設定変更だけで治るとは限りませんが、特にLG製のディスプレイを使っている方は実施する価値はあるかと思います。
もし、IPS液晶の焼付きで悩んでいる方がいれば参考にしてみてください。